第1回JSIP Start up pitchの開催
JSIPは昨年の2022年12月14日に、第1回JSIP Startup Pitchを開催しました。
近年、東南アジア進出を考えている日系スタートアップから現地の最新情報と人的ネットワークといった情報収集に関してJSIPへの相談が増加していることを背景に、JSIP が持つ「情報」と「ネットワーク」を日系スタートアップ企業向けに提供し、東南アジアで活躍しやすい状況をつくるために出来たプログラムが、JSIPのStartup Pitch!
内容としては、Zoomを活用した完全オンライン制のプログラムとなっており、応募いただいた日系スタートアップには、シンガポールを中心とする東南アジアの様々なエキスパートに対して事業ピッチや、壁打ちをしていただけるものとなっています。
第1回目となるJSIP Startup pitch では、日本から3社のスタートアップが登壇してくださいました。厳選されたチーズとワインを毎月手に入れられることができるLe Comptoir (ル・コントワール) の 秋山真純CEO、移動するだけでマイルがたまるMove to earnアプリ「トリマ」を提供されているGeoTechnologyの梶さん、企業におけるESG情報(非財務情報)開示戦略を支援しているScrumyの笹埜CEOで、3社ともに異なる業界からのご参加となりました。JSIP側からの参加は、GPC山下さん、NUS川内さん、Genesia Ventures鈴木さん、JAC永見さん、Uzabase内藤さん、One&Co伊藤さん、SG Business Investments関さん、JETRO田中井さん、Cross Capital中村さん、Dres井上さん、Sansan池西さんの11名。
ピッチのQ&Aタイムにおいては、ロイヤリティモデルが文化として存在している日本と、まだそこまでのレベルまで浸透はしていない東南アジアでのサービス展開難易度の違いなど、日本からでは把握することが難しいビジネス環境に関するコメントが寄せられ、海外展開を考える上で出てくる問いについて、専門家と直接議論できる貴重な機会となったように思います。
*イベントの様子
尚、本プログラムは3つのステップから成り立っており、Startup pitchはその最初のステップと位置付けられています。まずはシンガポールの様々なスペシャリストにピッチ及び壁打ちをしていただき、セカンドステップとして、実際にシンガポールに出張頂いた際に、オフラインでの*ネットワーク作り、市場調査、投資家とのお繋ぎなどをJSIPが支援致します。そしてサードステップとしては、出張後もJSIPと連携して現地情報と人的ネットワークに繋がっていただけますよう、JSIP Slack Community(有償)に入っていただけるようにプログラムを設計しております。ぜひご興味を持っていただいた方は気軽に、最下部に記載ある連絡先までご連絡くださいませ。
*1/11に開催されたJSIP LOUNGE (JSIP関係者が月2回オフラインで集う場)にはル・コントワールの秋山CEOが日本から出張で参加され、そこには下記に記載の通りル・コントワールの事業と関連ある専門家が多く参加し、シンガポール及び東南アジアのマーケット情報や、事業の具体的な展開方法についてディスカッションを致しました。
<1/11 LOUNGE参加者>
- シンガポールで廃棄食材からビールを作るスタートアップで事業開発を担当されている方
- 東南アジアでのB to C食品事業を担当されたことがある方
- 日本の食材を東南アジアに展開する支援をされている方
*LOUNGEの様子
JSIPでは「イノベーションの社会インフラ」として日系スタートアップの東南アジア展開を積極的に支援していきます。Startup pitchへ登壇を希望されるスタートアップや、JSIPに参画を考えられている個人・企業の方は下記メールアドレスまでお問い合わせください。
info-mail@jsip.asia