【イベント報告】JSIP Lounge vol.81
JSIP Lounge vol.81「Smart Cities & Urban Infrastructure」を開催しました
2026年8月27日(木)、One&Co Singaporeにて「JSIP Lounge vol.81 | Smart Cities & Urban Infrastructure」を開催しました。

シンガポールでは現在、都市の気候適応とデジタルインフラという二つの領域で再構築が同時に進んでいます。今回集まった顔ぶれも、まさにその動きを体現するものとなりました。
URA、BCA、JTC、MNDといった政策サイド、Surbana Jurong、ST Engineering、Keppelといった実装サイド、そしてClimate Impact XやIFCのような資本サイドが集まり、普段は国を超え、それぞれが別の文脈で語ることの多いテーマについて、同じ部屋で、同じ日本酒を片手に意見が交わされる夜となりました。

イベント冒頭の、DAIKINの宮武さんによるシェアリングも印象的でした。
テーマは「One Township, Many Buildings」。街区内の各建物(オフィス、商業施設、病院、学校)がそれぞれ合理的な判断をしていても、それが街全体の最適化には繋がらないという構造的な課題、そしてTengah Townの事例のように、冷房を「個々の家電」ではなく「街のインフラ」として計画段階から組み込む発想の転換についてもお話いただきました。
まさに今回のテーマである「誰が都市を支えるのか」を、ハードウェアの視点から具体的に考える機会となるセッションでした。


乾杯はJETROの山田さんにお願いしました。バングラデシュでの市場開拓支援の経験を経て、現在シンガポールでイノベーション関連プロジェクトを率いる山田さんの一言から、今回の夜が始まりました。
参加者のお一人が後日、こんな投稿をしてくださいました。“Advancing the future of our built environment requires a multidisciplinary approach, and it was a privilege to exchange perspectives with cross-sector leaders spanning climate resilience, public policy, private equity, architecture, and construction.”まさに今回の場で生み出したかった、JSIP Loungeが目指す「分野を越えた交差点」が生まれた瞬間でした。
こうした場の価値は、突き詰めれば「個人と個人のつながり」にあるのだと思います。会社や肩書きの組み合わせではなく、「あの人とあの人が、あの夜、あの一杯を囲んで語り合った」という一つひとつの事実。そこからでなければ始まらない関係が、確かにあります。
JSIPメンバーの皆様が、そうした出会いのきっかけとなる場に立ち会い続けてくださっていることに、改めて感謝申し上げます。
次回のご参加もお待ちしております。

【次回開催予定】
JSIP Lounge vol.82 | Powering AI: Southeast Asia’s Data Centre Race
日時:2026年9月17日(木)
会場:One&Co Singapore