2023年4月28日(金)、One＆Coにて、JSIPのフラグシップイベントであるJSIP Round Tableの第3回目を開催致しました。今回のJSIP Round Tableでは、シンガポール・オンライン会場と2つの方法でコンソーシアム企業/編集委員/エバンジェリストの方々約40名にご出席頂き、東南アジアでのイノベーションや人材開発についてディスカッションを行いました。
本イベント報告では、参加できなかったJSIPコミュニティの方々、JSIPへの参画をご検討頂いている企業様向けに、簡単にイベント内容のご紹介をさせて頂きます。次回開催時にご一緒できることを運営一同、楽しみにしております。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
概要
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
はじめにーJSIP Round Tableとは：
Round Table（ラウンドテーブル）とは、異なる企業、業界、部署、役職のメンバーが集い、複数のグループに分かれて自由な意見交換を行うワークショップです。JSIPでは、編集委員、エバンジェリスト、コンソーシアム企業（協賛企業）を参加対象として年2回、開催しています。
新規事業の推進において、新しい考え方や気付き、仕組みは、自分だけの力では限界があります。異業種や異なる文化的バックグラウンドを持つ人々、立場の違いを持つ方々との接点から、新たなアイデアが偶発的に生まれることがあります。そこで、JSIPでは「新規事業を推進するための実践知の共有と習得」を目的として本イベントを開催しています。
このイベントを通じて、参加者は自分自身の視野を広げ、新たなアプローチや考え方に触れることができます。また、異なるバックグラウンドを持つ参加者同士で意見交換を行うことで、お互いの知識や経験を共有し、新規事業の推進に役立つアイデアを生み出すことができます。今後もJSIPは、このようなイベントを通じて、新規事業の成功に向けてサポートします。
今回のアジェンダ：
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
Round Table Discussionでは、心理的安全性が保たれ、本音ベースで前向きなディスカッションができることを重視するため、明確なグラウンドルールを設定し、共有してからディスカッションに入りました。
第1回目のディスカッションのテーマは、参加されたコンソーシアム企業から事前にいただいた提案をもとに３つのトピックを用意。東南アジア進出の際に直面する「ローカルパートナー探索」、「イノベーションの成果創出」に関する課題、さらには「イノベーション人材の獲得・育成・配置戦略」をテーマに実践的なディスカッションを行いました。
参加者は互いの意見や提案を共有し、現場課題に対する理解を深めることができました。
第2回目のセッションでは、今後のJSIPに対する意見や期待を多角的にディスカッションする機会が設けられました。JSIPはコンソーシアム企業、編集委員、エバンジェリストの皆様のサポートによって成り立っており、一緒にどのようにさらに良いものに進化させていけるかについて議論が行われました。併せて、JSIPの最近の活動についてもご紹介しました。
このディスカッションを通じて、参加者は互いの意見や提案を共有し、JSIPの今後の成長や方向性について理解を深めることができました。また、異なるバックグラウンドや立場からの意見が寄せられることで、新たな視点やアイデアが生まれる可能性が高まります。
ディスカッションが終了した後、参加者は高野さん仮という居酒屋へ場所を移し、懇親会を開催しました。総勢25名が長テーブルに座り、Round Tableで語り尽くせなかった様々な話題を熱心に交流し合いました。このような懇親会を通じて、参加者同士がより深い繋がりを築き、異業種や異なる立場の方々とのコラボレーションが生まれます。
今後もJSIPは、ディスカッションイベントだけでなく、JSIP Loungeのようなメンバー同士の交流の場を提供し、より多様な視点やアイデアが集まるコミュニティを実現していきたいと考えています。
気づき・まとめ
第3回JSIP Round Tableにご参加いただいた皆様とお話をする中で、JSIPに対する期待や提案が多く寄せられました。例えば、JSIPを周辺国に広げて欲しいとの意見があり、ベトナムやタイなどの地域もカバーすることが望まれていました。また、日本人だけでなく現地の人も参加できる「International Lounge」の設立が提案され、ローカルのコミュニティとのつながりを強化することが求められていました。
さらに、参加者からは実践的なアイデアが提案されました。例えば、LOUNGEの開催曜日を水曜日だけでなく、複数の曜日に分散させることで、固定の予定がある方も参加しやすくなるという意見がありました。また、Slack上でのコミュニケーションが気軽さを欠いていると感じる方もいらっしゃいました。
今後、JSIPの運営メンバーと会員の皆さんとコミュニティの共創を目指してまいります。次回のRound Tableのテーマについても、JSIPの未来よりも具体的なトピックに焦点を当てることが提案され、参加者からの意見を反映させる方向で検討していく予定です。今後もJSIPは皆様のご意見を大切にし、充実したコミュニティを築いていくために努めてまいります。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。