拠点 Singapore
管轄 Asean
氏名 石川 龍二
部署 Asean Business Enhancement & Creation
Mail ryuji.ishikawa@jcbi-ap.com
私たちJCBは、日本発唯一の国際カードブランド運営会社JCBの傘下であるシンガポール現地法人は、ASEAN現地企業や日系企業との協業による決済サービス拡充をはじめ、既存事業を超えた新たな事業創出など幅広い活動を行っています。
私たちの大きな目標としては、ASEAN地域におけるキャッシュレス化です。各国における現地の金融機関等と提携を推進することでB to B to C のビジネスモデルで展開しており、それに付属するソリューションを提供しています。また、キャッシュレス化を推進するということは、当然民間企業だけでなく、政府も推進しており、政府を含めたいろいろなプレーヤーが介入してきています。それにより中長期的な問題意識としては、決済手数料が安くなって、ビジネスモデルが断ち行かなくなるリスクが考えられます。したがって、我々としては別の付加価値をつけていかなければならないという潜在問題意識を感じています。そして、これまでのマーケットは比較的クローズドだったため、現地の金融機関が強かった側面がありますが、近年スタートアップなどのサービサーが増えてきたことにより、ただ単にキャッシュレス化を図るだけでなく、国の属性に合わせて、どのようなスコープでそれらの企業とのコラボレーションをし、付加価値をつけたサービスをつくっていけるかを検討、模索しております。
従来我々が提供しているB to B to C のモデルは基本的には金融機関を経由して行うサービスモデルであるため、そこが抱える問題点という意味では、経済発展が遅い国々というのは利用者たちが金融機関のお客さんでないということがあり得ます。そうするとその人たちへのキャッシュレス化への接点がないという点がキャッシュレス化を推進しづらくなる要因だと考えます。しかし、いろいろなプレーヤーが介入することで、フィナンシャルインクルージョンの流れができてくることで、キャッシュレスというものが一部の人間が利用できる価値ではなく、できる限り全ての人たちが利用できる便利なツール(決済手段、習慣)となる世界が理想的な姿として考えています。
我々JCBとして考える定義は大きく2つあります。
一つは各国の既に我々が提携している金融機関がASEANに数多くあり、彼らにキャッシュレスを実現するために必要なサポートを提供しています。
そしてもう一つは、前記の世界観だけだと全ての人が利用できるキャッシュレスの実現は難しいため、従来的なビジネスモデルを超えた、新事業を創造していく必要があるというものです。そして、その価値は、方向性を含んでいたり、時代やマーケットに合わせていかなければならないという点も重要だと考えています。
私たちの特徴としては、JCBのサービスを通じて、各国における金融機関等のお客様の抱えている課題がどこにあるのかというのを理解するように努めており、彼らの取り組んでいるDXの課題などを聞くことによって、地域による違いが理解できてきます。一口にデジタルフォーメーションといっても金融機関によりステージは千差万別。その金融機関が悩んでいる課題のようなものを把握し、ソリューションを持っている会社へパスするなどシナジーを生めるような活動を行っています。また、JSIPのプラットフォーム及びJSIPが提供する様々なプレーヤーとのネットワーク作りもとても役に立っております。
上記に記載したような我々の提携している金融機関が持っている課題を解決できるソリューションを持っている企業様とパートナーシップを組めたらと思っております。JCBとのコラボレーションにご興味・ご関心がある企業様は是非JSIPお問い合わせフォームよりお問い合わせください。